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自分にとって本当に大切なものは? ―映像作品を通して、自分の生き方を考える

当事業所では、毎週水曜日の午前に、生きづらさの軽減・解消を目的に、自己理解・自己発見プログラムを実施しております。

今回のプログラムでは、ある映像作品の第6話・第7話を題材に、「自分にとって本当に大切なものは何だろう?」ということについて考える時間をつくりました。

映像作品を見ながら、登場人物の言葉や行動についてみんなで話したり、「自分だったらどうする?」と考えたりしながら、楽しくワークを進めています!

  毎週水曜の午前は「自己理解・自己発見」の時間

このプログラムのねらいは、知識を増やすことではありません。「生きづらさ」を少しでも軽くするために、自分自身のことを知る時間を持つことです。

「自分は何を大切にしているだろう?」「本当は、周りの人とどのように関わっていきたいだろう?」「自分らしく過ごすためには、どうしたらいいだろう?」――こうした問いについて、一人ひとりが自分自身のこととして考えてみました。

普段の生活では、なかなかこういうことを立ち止まって考える機会はありません。目の前のやるべきことに追われていると、「自分がどうしたいか」よりも「どうすべきか」が先に立ってしまうからです。だからこそ、毎週決まった時間に、みんなで一緒に考える場をつくっています。

  映像作品をきっかけに、楽しく自分を知る

今回のプログラムでは、映像作品の登場人物を見ながら、「この人はどうして、こんな行動をしたんだろう?」「自分だったらどうする?」「この考え方、ちょっと分かるかも!」など、みんなで意見を出し合いました。

■ 同じ場面を見ても、感じ方は人それぞれ

同じ場面を見ても、人によって感じ方や考え方はさまざまです。「そういう見方もあるんだ!」「そこに気づいたのは面白い!」と、お互いの意見を聞くことで、自分では気づかなかった考え方に出会えることもあります。

そして、意見が違うことは対立ではありません。「自分はここが気になったんだ」と、他の人の視点を通してはじめて自分の輪郭が見えてくる。自己理解が一人ではなく、グループで進めるほうが深まりやすいのは、このためです。

■ なぜ「物語」だと考えやすいのか

「あなたの価値観は何ですか」といきなり聞かれても、答えるのは簡単ではありません。ところが、登場人物の行動についてなら、不思議とすらすら言葉が出てきます。

これは、物語がクッションの役割を果たしてくれるからです。自分の話をいきなりするのではなく、いったん登場人物に預けて考える。少し距離を置くことで、かえって本音に近い言葉が出てくることがあります。映像作品を題材にしているのは、この「話しやすさ」を大切にしているからです。

難しく考えすぎず、楽しみながら参加できることも、このプログラムの大切なポイントです。

  「こうするべき」に縛られていないかな?

私たちは普段、「こうするべき」「こうしなければならない」「周りの人に迷惑をかけてはいけない」など、いろいろなことを考えながら生活しています。

もちろん、周囲への配慮や社会のルールは大切です。でも、「〜すべき」「〜しなければ」という気持ちが強くなりすぎると、知らないうちに自分自身を苦しくしてしまうこともあります。

■ 「べき」が強くなりすぎると起こること

「べき」が増えると、行動する前のハードルが上がります。「完璧にできないならやらないほうがいい」「迷惑をかけるくらいなら黙っておこう」。こうして選択肢がどんどん狭くなり、疲れやすくなっていきます。

また、自分に向けた「べき」は、いつのまにか他人にも向きやすくなります。「普通はこうするべきなのに」という苛立ちの多くは、実は自分を縛っているルールが外に向いたものです。

■ 自分に「余白」をつくってみる

そこで今回のワークでは、「それって、本当に自分にとって大切なことなのかな?」「もう少し考え方を緩めてもいいんじゃないかな?」と、自分の中にある考え方についても考えてみました。

「こういう考え方もあるかもしれない」「ここは少し力を抜いてもいいかもしれない」。そんなふうに、自分自身に少し余白をつくることも、毎日を過ごしやすくする一つの方法かもしれません。

ポイントは、「べき」を捨てることではありません。「〜すべき」を「〜できたらいいな」に言い換えてみる。それだけで、同じ場面がずいぶん軽くなることがあります。

  ワークを通して、こんな「気づき」がありました!

今回も、利用者さんからたくさんの意見が出ました。とくに印象的だったものをご紹介します。

■ 「まずは、言ってみる!」

思っていることを我慢したり、隠したりしているだけでは、なかなか状況が変わらないことがあります。でも、一歩踏み出して自分の思いを言葉にしてみることで、新しい気づきや、今まで見えなかった道筋が見えてくることがあります。

■ 「自分を知ってもらうと、関係も変わる!」

自分のことを正直に伝えることで、「そうだったんだ」と相手に理解してもらえたり、相手の関わり方が変わったりすることがあります。

■ 「伝えることは、相手のためにもなる」

自分の気持ちや状況を伝えることで、相手も「どう関わろう?」と考えることができます。伝えないままでいると、相手は良かれと思って的外れな対応をしてしまうこともあります。伝えることは、自分のためだけの行為ではないのです。

■ 「安心できる場所だから、話せる」

周りの人を信頼できるからこそ、「ちょっと聞いてほしい」「相談したい」と思えることがあります。逆に言えば、話せないのは勇気が足りないからではなく、その場がまだ安心できていないからかもしれません。

■ 「信じることも、人との関係をつくる一歩」

相手のことを信じながら関わっていくことで、少しずつ安心できる関係ができていきます。信頼は、できあがってから使うものではなく、関わりながら育てていくものなのだと感じます。

  「毎回楽しみにしています!」という声

今回のプログラムについて、利用者さんからは「結構楽しいプログラムなので、毎回楽しみにしています!」という嬉しい声もありました。

また、映像作品を見ながら考えることで、「普段はあまり考えないようなことを考えられるのが面白い」「他の人の意見を聞くと、自分とは違う考え方があって面白い」といった声もありました。

自分自身について考える時間というと、少し難しそうに感じるかもしれません。でも、私たちは「頑張って答えを出す時間」ではなく、「楽しみながら、自分のことをちょっと知ってみる時間」にしたいと考えています。

  自分にとって「本当に大切なもの」は何だろう?

今回のワークでは、映像作品をきっかけに、普段はあまり意識していない自分自身の価値観や、人との関わり方について考えてみました。

「自分は何を大切にしたいのか」「どんなときに自分らしくいられるのか」「自分を苦しくしている『〜すべき』はないか」「本当は周りの人と、どのように関わっていきたいのか」。

すぐに答えが見つからなくても大丈夫です。いろいろな人の意見を聞いたり、作品の登場人物について考えたりする中で、「自分はこうかもしれない」と気づくこともあります。

そうした小さな気づきを積み重ねながら、自分自身のことを少しずつ知っていくことが、自分らしい生き方や働き方を考えるきっかけになるのではないでしょうか。

  自己理解は、就職と職場定着の土台になります

自己理解というと、就職活動とは少し離れたテーマに聞こえるかもしれません。けれども実際には、就職活動と働き続けることの両方に、直接つながっています。

面接では「あなたはどんな人ですか」「どんな環境なら力を発揮できますか」と必ず問われます。自分の価値観や得意・不得意を言葉にできていれば、答えは自然と出てきます。逆に自己理解があいまいなままだと、志望動機まで借り物になってしまいます。

就職した後は、さらに重要になります。どんな場面で疲れやすいのか、何があれば力を発揮できるのか。それを自分で把握し、必要なときに言葉にして伝えられること――今回のワークで出た「まずは、言ってみる」「伝えることは、相手のためにもなる」は、まさに職場で配慮を相談するときの土台そのものです。

リワーク守口では、こうした自己理解のプログラムのほか、ビジネスマナー講習、ストレスマネジメント、コミュニケーション訓練、面接練習、パソコン・デザイン・プログラミング・動画編集などのスキル訓練を組み合わせ、「こころ」と「からだ」の両面から就職と職場定着を支えています。

  次回は第8話!

今回のプログラムは、まだまだ続きます!次回は、引き続き同じ映像作品の第8話を題材に、登場人物の生き方や人との関わり方について、さらにみんなで考えていく予定です。

次はどんな場面が出てくるのか?どんな意見が出てくるのか?そして、そこから自分たちは何を感じ、何を考えるのか?私たちも楽しみにしています!

途中から参加される方も大丈夫です。物語の筋を追うことが目的ではなく、その場面から何を感じたかを話す時間なので、その日から参加していただけます。

  よくあるご質問(FAQ)

Q1自己理解・自己発見プログラムはいつ実施していますか?
A毎週水曜日の午前に実施しています。生きづらさの軽減・解消を目的に、自分自身について考える時間として継続的に行っています。
Q2人前で話すのが苦手でも参加できますか?
Aご参加いただけます。発言の順番を回すことはしていませんので、聞いているだけの参加でも大丈夫です。他の方の意見を聞くだけでも、新しい気づきが生まれます。
Q3途中の回から参加しても内容が分かりますか?
A大丈夫です。物語の筋を細かく追うことが目的ではなく、その場面をきっかけに自分について考える時間なので、途中からでもご参加いただけます。
Q4「〜すべき」という考え方は、なくしたほうがよいのですか?
Aなくす必要はありません。周囲への配慮や社会のルールは大切です。ただ、その気持ちが強くなりすぎると自分を苦しくしてしまうため、「〜すべき」を「〜できたらいいな」に言い換えてみるなど、少し緩める工夫をご紹介しています。
Q5見学や体験はできますか?
A見学・体験ともに受け付けています。実際のワークの雰囲気を見ていただくのがいちばんわかりやすいので、ぜひ一度お越しください。

  まとめ ― 楽しみながら、自分のことが少し分かる時間に

これからも、楽しみながら参加できて、気づいたら自分自身のことも少し分かっている。そんなプログラムを大切にしていきたいと思います。

自分にとって本当に大切なものは、頑張って探し出すものというより、日々の会話や気づきの中からじわじわと形になっていくものなのかもしれません。

「自分らしい働き方を考えたい」「人との関わり方に悩んでいる」「生きづらさを少し軽くしたい」――そんな方は、ぜひ一度見学にお越しください。水曜の午前、一緒に考えてみませんか。

お問い合わせ・見学のご案内
就労移行支援事業所 リワーク守口(一般社団法人どんぐりの会) 所在地:大阪府守口市金下町2-2-12 サクセス金下2F アクセス:大阪メトロ谷町線「守口」駅3番出口から徒歩約3分/京阪本線「守口市」駅東改札口3番出口から徒歩約3分 電話:06-6992-0001(受付時間 平日10:00~18:00)/本部フリーダイヤル:0120-154-615 ホームページ:https://donguri-work.jp/

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※本記事は、就労移行支援事業所リワーク守口で実施している自己理解・自己発見プログラムの内容をもとに、支援スタッフが作成しています。記載内容は一般的な情報および参加者の体験の共有であり、診断・治療を目的としたものではありません。心身の不調が続く場合は、主治医・医療機関にご相談ください。