就労継続支援とは、障害者総合支援法に基づく福祉サービスの一つで、日本における支援付雇用として、一般企業に就職することが難しい障害者に対し、障害や体調に合わせて自分のペースで働くことの出来る障害福祉サービスです。年齢制限はありますが、利用できる期間に制限はありません。
就労継続支援B型は、事業所との間で雇用契約を結びません。一般企業への就職が困難な場合に、就労訓練を行いながら生産活動を行います。対象年齢は18歳以上です。
B型とA型の違いを表している代表的なものに、労働の対価について呼び方の違いがあります。就労継続支援B型では生産活動で得られる対価を「工賃」とよびます。就労継続支援A型では、支払われる金銭を一般企業同様「賃金」といいます。
A型では最低賃金が保証されているため、求められるノルマや能力が多く、障がい、年齢・体力によってはハードルが高い場合があります。B型には最低賃金が保証されていないというデメリットがありますが、はじめて働き始める方や休職状態から復帰して働く方にとっては自分のペースで働けるB型から慣らしていくといった選択が望ましいかもしれません。
利用者は作業を通じて生産活動を行い、工賃が支払われる仕組みです。一昔前は、軽作業が大半でしたが、昨今は事業所によって様々な特色ある作業があります。
障害者の就労 豆知識 目次
就労支援の種類 就労継続支援A型とは 就労継続支援B型とは 就労移行支援とは 就労定着支援とは 障害福祉サービスの選び方 就労支援員の本音を聞いてみた