Hさん(20代)
自立に向けて必要なことは
利用施設
リライフ滝井
症状
うつ
家族の介護のため、就職した経験がありませんでした。 ほとんどの時間を家で過ごし、社会とのつながりも希薄で孤立していたと思います。 家族が亡くなった後もひきこもり状態は続き、ゲームばかりしていました。 心配した姉が行政に相談し、自立訓練事業所の存在を知りました。先に姉が見学に行き、次は一緒に伺いました。 今までの経歴や不安に感じていることをありのままに話をすると、これからは一人で悩まず何でも相談してほしいと言われたことが印象的でした。
メンタルチェッカーで精神状態を可視化されたものを見ながら説明を受け、納得することが多く体験に参加したいと思いました。
昼夜逆転していた生活リズムを整えることから始めました。かなり自由に暮らしていたので朝起きるだけでも苦労しました。人を会うことを意識して身だしなみを気にしたり、今日はどんなプログラムだろうかと考えながら通所するようになり、いつの間にかみんなに会うことが楽しみになっていました。はじめは休みがちで続くかどうか不安でしたが、今ではほぼ毎日通所しています。 ソーシャルスキルトレーニングのみんなで話し合う行程が楽しく、気に入っているプログラムのひとつです。
お弁当も野菜が多く、一人暮らしの僕としては栄養バランスが良く助かっています。味も美味しく、みんなと食べるとさらに美味しく感じます。
自立に向けて、まずは身のまわりのことを一人でできるようになりたいです。行政の手続や公共料金の支払いなど、姉に頼らず自分でやってみる。わからないことは調べたり、聞いたりする。小さなことでも僕にとっては大きな課題です。職員の方に相談したり、同行してもらいながら頑張っています。
その先の目標もあります。YouTubeチャンネルの撮影や編集風景を間近で見ていて、チームで作品を作ってみたいと思うようになりました。学習プログラムの時間に動画編集を教わり、少しずつですがスキルを覚えています。いつか映像関係の仕事がしたいです。