心の病気は人生で誰でも出会う可能性がある病気です。「眠れない」「何をするにもやる気がおきない」「不安でたまらない」など心の不調を感じたら、無理せず早めに心療内科や精神科を受診するようにしましょう。早く治療を開始すると、早く回復に向かう可能性が上がります。
しかし、擦り傷などと違って心の病は治るまでにとても時間がかかります。うつ病では快方に向かっても、再発を予防するために一定期間服薬が続けられます。また発達障害のように、特性と折り合いをつけながら人生を歩んで行かなければいけないものもあります。そういうわけで精神疾患の治療は通院期間が長くなりがちです。
では、 心の病気で1年6ヶ月以上通院すると申請できるものは何でしょう?
それは「障害年金」です。
障害年金とは、病気やケガによって生活や仕事などが制限されるようになった場合に受け取ることができる年金です。一般的な年金は高齢になってから受給できるものですが、障害年金は現役世代の方でも受け取ることができます。
たとえ仕事をしている方でも、仕事の内容や雇用形態によっては障害年金をもらえる場合があります。最初から「仕事しているから年金もらえないよね」とあきらめないで申請を検討してください。物価が上昇している現代ですから、使える生活保障は賢く利用しましょう。
精神疾患で障害年金はもらえる? 目次
精神疾患で障害年金はもらえる? 障害年金には種類がある(障害基礎年金)