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利用者さんの声

Aさん(20代 男性)

コミュニケーション力をつけて障がいに理解ある職場へ

就職先

電機メーカー事務(オープン就労)

症状

発達障がい(ASD)

コミュニケーション力をつけて障がいに理解ある職場へ

前職ではクローズ就労(障害を開示せずに働くこと)をしていました。職場の人とうまくコミュニケーションを取ることができないことが多くて、悩んでいました。会社を退職してから自分が発達障がいであることがわかり、病院で診断を受けました。

家族の勧めで、どんぐりの会に見学へ行きました。 その日はビジネスコミュニケーションのグループワークが行われており、ロールプレイ形式で皆さんが順番に発表していました。人前で話すのは苦手で自分にはハードルが高いなと感じた半面、ここで練習しておけば職場で困らないのではないかとも思いました。
後日、体験に参加し通所することを決めました。

通所当初は挨拶だけで緊張していましたが、休憩時間にまわりの人たちから話しかけられたことをきっかけに趣味の話や前職について会話するようになり少しずつ慣れていきました。ここでは時間割があり、個人学習の時間に取り組む課題についても事前に職員の方と決めておくため安心でした。

就職活動プログラムでナビゲーションブックを作成しました

職員の方と面談しているなかで、自分自身を説明することの難しさを感じ、それを伝えたところ、「自分のトリセツ、取扱い説明書みたいなもの」とナビゲーションブック作成をすすめられました。 障がい特性や、配慮してほしい項目など、自身を客観的に理解するためにとても役立ちました。持続力や作業の正確性に関して一定以上の力を発揮できるという強みを知れたことに驚きましたが、自信も持てました。コミュニケーションが苦手という自覚はあったものの、具体的な場面やコミュニティがわかったことで対処の仕方を習得出来ました。コミュニケ-ションワークやSSTプログラムに参加し、対人に慣れていくことで徐々に克服していきました。面接練習を重ね、マッチング会に参加し、介護事務所の事務職として一週間の職場体験に参加しました。

資格を生かしてオープン就労を実現

社会保険労務士の資格を活かせる総務の仕事を希望し、障がいがあることを開示して就職しました。入社前に職場体験を経験して、そこで指摘されたことを改善したことで就職へつなげることができたと思います。障がいに理解のある職場で、無理のない働き方でとてもスムーズに働けています。いずれは正社員も目指せる職場なので、これからも今の会社で仕事を続けていく予定です。