Yさん(30代女性)
目標を立てて2種類の資格取得に挑戦
利用施設
リワーク守口
症状
パニック障がい、不安障がい
出勤中の電車内で突然めまいのような症状と動悸が起こり途中下車することになりました。不安や緊張を感じる日々が続き、会社に行けず退職。 その後、主治医からパニック障がいと診断されました。
「また発作が起きるかも」という不安がわきおこり、外出を控えていました。人が集まってくる場所、特に電車やバスに乗ることがかなり苦痛で、ほぼ自宅に引きこもっていました。
どうにか克服したいという思いであれこれ検索しているうちに就労移行支援という制度を知り、詳しく調べると私と同じような方々が社会復帰を目指す場所とわかりました。
なるべく近くで電車を利用しても乗り換えなしで通える事業所を探しました。
リワーク守口に通い始めてから、外出する機会と周囲の人と会話をすることが少しずつ増えました。運動プログラムやストレスマネジメントの授業を受けるうちに、不安を感じることが減りました。
月初めに目標設定するプログラムがあり、生活や就職活動について自分のペースで決めます。月末に振り返りプログラムもあることで出来たこと、出来なかったことがよくわかりモチベーション維持につながっています。
周囲の人が資格取得の勉強をしているのを見て、「私も何か資格を取ってみようかな」と思うようになりました。
パソコンプログラムでoffice系スキル(Excel・Word)を選択していたことからMOS取得を目標にしました。職員の方に相談し学習計画も作成しました。個人ワークの時間も使い、基礎から応用まで学習し模擬テストで9割の成績になった時点で試験を申し込みました。試験は緊張しましたが、無事二種類の資格を取得することが出来、達成感を実感できて嬉しく思っています。
今までは何の目標もなく過ごしていましたが、まわりの方に刺激を受け学習を始めたことは自分自身、大きな変化です。
目標を持つことの大切さもわかりました。次はさらに上の資格取得を目指そうと考えています。資格を活かして事務職として働けるよう就職活動も頑張りたいと思います。