2022/10/07
こんにちは!
どんぐりの会です🌰
前回に引き続き「ビジョントレーニング」のお話しです。
前回の話はこちら
ビジョントレーニングの事例
当事業所で導入している機器「スープリュームビジョン」以外にどんなトレーニング法があるのかご紹介します。
ナンバータッチ
(効果を期待できる機能:眼球運動、視空間認知、目と体の協応、数感覚)
①大きな白い紙に1〜20までの数字を書きます。数字は、大きいサイズや小さいサイズでランダムに記入します。記入できたらラミネートします。
②1から20まで数字を順番に見つけ、ホワイトボードペンで丸をつけます。(ホワイトボードペンなら簡単に消せるので)
全部終わるまでどれくらい時間がかかるかタイムを計っておくと、次はもっと早くできるようにしようと意欲をもって取り組めます。
ナンバータッチ:黒板バージョン
(効果を期待できる機能:眼球運動、視空間認知、目と体の協応、数感覚、粗大運動)
①黒板や大きめのホワイトボードに1〜20までの数字を書きます。数字は、大きいサイズや小さいサイズでランダムに記入します。
②ペンは使わず、数字を順番にタッチしていきます。
全部終わるまでどれくらい時間がかかるかタイムを計っておくと、次はもっと早くできるようにしようと意欲をもって取り組めます。
この方法では、視覚機能だけでなく協調運動機能や粗大運動(座る、立つ、歩くなど生活をしていくときに必要な動作)も鍛えることができます。
黒板に数字を書くときに、触れるギリギリの高さまで書いておくと、体を動かす範囲が増え、運動量が増えます。
黒板に数字を書くだけでできるお手軽なトレーニングです。
ボール運動
ボールを投げたり、掴んだり、蹴ったりする球技は視覚機能をフルに鍛えられるトレーニングです。
ヨーロッパではサッカーやバスケットには視覚機能の改善だけでなく体を動かすことで脳に良い影響があるということで、療育の場面で球技が用いられています。
日本でも球技の効果に注目をして、積極的に取り入れていこうという動きがあります。
まとめ
ビジョントレーニングの効果には、わからないことが多くまだ研究段階です。
「ビジョントレーニングで学力、運動能力が改善したのは2割程度」という研究結果もあります。
2割でも効果があったのは、大きな進歩だととらえています。
学力や運動能力への効果はさておき、ビジョントレーニングは人間の社会性に大いに関係のある前頭前野の活性化にもつながる、という見解もあります。
前頭前野の働きには、計画性や意欲、対人関係の構築に大きな影響を与える抑制機能などがあります。
発達障害の特性緩和を期待できそうなニュースで、今後の研究が楽しみです。
それぞれの発達障害の特性に合わせて、多様な教育・療育ができるよう多くのプログラムを研究したいと考えています。
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